２０２４年　１月２７日（土）・２８日（日）、２月３日（土）４日（日）の４日間行われた東三河高校演劇合同発表会にて、優秀賞（中日新聞社賞）をいただきました。桜丘は初日の１校目。緊張が強いられる中で、のびのびと上演することができました。

　今回の作品は、名古屋南高校演劇部作「おり、ジなる」です。主人公「キョウ」が、つらい現実世界から逃れ、本の世界にのめり込んでいくけれど、友人のリツの力で、この世界で生きていく力を取り戻す、というストーリーです。「さるかに合戦」や「眠り姫」など、誰でも知っている童話の世界を愉しく描き、一方で、コロスによって、キョウのドロドロした心の中を描くという、二つの世界の対比が面白い脚本です。十分に表現できたかどうかわかりませんが、部員全員が楽しく演じることができ、それが評価していただいた要因かと思っています。

アリゾナより愛を込めて　脚本：松岡一夫

　桜丘高校の近く、東田町には、戦前、「遊郭」が置かれていました。今回は、その遊郭がテーマです。

【ストーリー】自宅にある古い写真を持ち寄り地域の歴史を考える授業を受けていた田口雪乃は、友達が持ってきた写真に昭和初期の遊郭の写真を発見する。そこに写っていた二人の遊女。それは誰なのか。同級生の篠原謙也と共に、遊郭の歴史を掘り起こし始める。そこで暮らしていた遊女の真の姿を追い求め、二人はアリゾナに旅立つ・・・。

　回転舞台を利用し、教室・昭和の遊郭・そしてアメリカのアリゾナ州を表現してみました。

　今回は、中部大会には届きませんでしたが、地元の歴史を掘り起こす貴重な芝居となりました。

　ご覧いただいた皆様に感謝申し上げます。

　本年度の活動が始まりました。まずは第１弾として、「君、君たらずとも」（刈谷高校演劇部作）を、豊橋市中央図書館で上演したいと思います。何かに駆り立てられていく高校生群像をユーモアを交えて描いた作品です。

　今回は、ダブルキャストの２公演です。特に、この春高校生になられた皆さん、高校演劇ってどんなものか興味のある皆さん、どなたでもお気軽にお越しください。